『感想』KIRIN ~美の巨人たち~ 2016/03/12
ジョセフ・シュトラウスほか「ゴールデンゲートブリッジ」(TV)
「美の巨人たち」の感想シリーズ再開します。
ここで言うことでもないですが、今年は「ブログ」「コラム」頑張ります。
さて、先週の「美の巨人たち」ですが、橋でした。
なんでも2週連続「橋」だそうです。
この「美の巨人たち」は芸術家をフューチャーする番組ですが、いつの頃からか「建築物」も特集の様な形で取り上げます。
「建築物」は芸術かどうかと、真正面から聞かれると「う~ん・・・。」と考えてしまいますが、かのロイド・ライトさん(建築家)も「建築は総合芸術だ!!」とおっしゃっているのでまぁそうなんだと思います。
さてさて、今回は橋の中でも 「ゴールデンゲートブリッジ」でした。
日本的いうと「金門橋」。
英語と日本語でのイメージのギャップがこんなにある事も珍しいですが、まぁ直訳すれば正解ですね。
ざっくり紹介すると、
アメリカ西海岸のサンフランシスコ湾と太平洋が接続するゴールデンゲート海峡に架かる吊り橋。<wiki>
とのことです。
私は一応「建築士」ですが、こと橋についてはほぼ知識が0に近いのでいちいち「へ~」と思いながら視聴させていただきました。
印象に残ったのは色ですね。
「ゴールデンゲートブリッジ」がオレンジ色?赤色?ということはなんとなく知っていましたが、あの色を「インターナショナルオレンジ」というのは初めて知りました。
見てない方、知らない方はわかりにくいかもしれませんが、「東京タワー」と同じ色と言えば簡単に想像がつくと思います。
wiki的にはこう書いてありました。
航空宇宙産業では、次のような色をインターナショナルオレンジとする。赤と黄色の中間色で赤に近く鮮やかな朱色。航空法施行規則第百三十二条の三(昼間障害標識の種類及び設置基準)においては黄赤と呼ばれる。<wiki>
なんでも、「ゴールデンゲートブリッジ」の色を検討する際に、まだ「錆止め塗装」しかしていない鉄骨を見た設計者がこの色でいこうと思ったそうです。
たしかに「インターナショナルオレンジ」と「錆止め塗装」は同じ色です。
(これも、やけに英語と日本語でのイメージのギャップを感じますが・・・。)
そういう事って私もなくはないです。
最初はこんな色が良いだろうとあれやこれや検討して、いざ工事が始まり現場を見てみると、「あれ?これ何も塗らない方が良いんじゃないかな。」みたいなことはなくはないですね。そこからはオーナーとご相談です。
それって事前に「デザイン」しきれてないじゃんとも思いますが、やはり、いくら経験を重ねてもデザインってどこまでいっても「想像」ですから、「現実」を前にしてもちゃんとベストな空間になるように考え尽くすことも必要だとも思います。
とか、言い訳しながら今回のブログは終了です。
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